仕事で失敗してしまったとき、上司に「今後どうするつもりだ?」と聞かれること、ありますよね。そんなときに役立つのが「make up for 〜」という英語表現。
「埋め合わせる」「取り戻す」といった意味で、ビジネスでも日常会話でも大活躍のフレーズです。この記事では、会話例をもとに「make up」の様々な使い方をやさしく解説します!
会話例:営業会議での上司とのやりとり
| 役割 | 営業目標① | The sales target① |
|---|---|---|
| B(上司) | 何故営業目標に届かなかったんだ? | Why didn’t you reach the sales target? |
| A(部下) | 申し訳ありません、今回はうまくいきませんでした。 | I’m sorry, it didn’t work out this time. |
| B | それでは、どうやって今後の計画を立てるつもりだ? | So, how are you planning to make up for it? |
| A | 今回の失敗から学び、 | I will learn from this failure, |
| A | 次回はもっと努力して目標を達成するように取り組みます。 | try harder, and work towards achieving the target next time. |
| B | それだけでは十分ではない。 | That’s not enough. |
| B | もう一度説明しろ。 | I need an explanation. |

「make up for it」ってどういう意味ですか?

「埋め合わせる」や「償う」という意味です。仕事でミスをしたり、目標を達成できなかったときに、「次は頑張って取り戻します」というニュアンスでよく使います。
「make up for〜」の意味と使い方
「make up for」は「〜を埋め合わせる」「取り戻す」「償う」といった意味の句動詞です。
- make up:本来は「補う」「埋める」という意味。
- for + 名詞を付けることで「〜の分を補う・取り返す」というニュアンス。
この表現はビジネスや日常生活どちらでも頻出。遅刻の理由を説明するときや、誰かに迷惑をかけたときの謝罪にも使えます。
使える例文(make up for のパターン別)
I’m sorry I missed the meeting. I’ll make up for it by sending a detailed report.
(会議に出られなくてすみません。詳しいレポートを送って埋め合わせします)
We lost a big client, but we’ll make up for it with new leads.
(大口の顧客を失いましたが、新しい見込み客で取り戻します)
He worked overtime to make up for the time he missed last week.
(彼は先週休んだ分を埋め合わせるために残業しました)
Can I make up for being late by buying you coffee?
(遅刻の埋め合わせにコーヒーおごってもいい?)
Nothing can make up for the damage you’ve caused.
(君が与えた損害は、何をしても償えないよ)
失敗・遅れ・損失などの「マイナス」を補うときに使える!
「make up」単体の別の使い方も!
「make up」にはforを伴わない他の使い方もあります!
- 仲直りする:They had a fight, but they made up.(ケンカしたけど仲直りした)
- 構成する・占める:Women make up 60% of the staff.(スタッフの6割を女性が占めている)
- 化粧する:She takes 30 minutes to make up every morning.(彼女は毎朝メイクに30分かける)
まとめ
「make up for」は、「失敗や損失を埋め合わせる」ときにぴったりの表現。ビジネスでも日常でも使える万能フレーズなので、ぜひ覚えておきましょう!



